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それから時間が経ち、法人として障がいのある成人さんの施設も始めたのがきっかけです。成人さんのほとんどが自閉症の方なので、日々のルーチンとして一日に何枚も絵を描きます。 しかし、障がい的に重たい方たちなので、いわゆるファインアートと言われるようなきれいな絵でも大作でもありません。絵の具を使った漠然とした水彩画がメインでした。それが、日々描くので使い道がないままに、どんどん溜まっていったので、「これをどうにか生かせないかなぁ」とずっと悶々としていました。 --転機はあったのでしょうか?? 転機は2年近く前でしょうか、熱海を拠点とする服飾ブランド「EATABLE(エタブル)」さんの新居さんという服飾デザイナーさんと一緒に、描いた絵を生かせないかという話が持ち上がったことでした。 自分や、法人内の芸大卒のデザイナーも一緒になって、半年くらい「絵そのものを使ったプロダクト」をつくるための実験を繰り返して、結果的に「封筒を作ろう」ということになりました。 具体的には、絵を描いた画用紙そのものに身体に害のないエゴマ油を塗って、2週間くらい乾かすと、とても元が画用紙とは思えない強度が出ることが分かりました。最終的には、その画用紙をカットして封筒の形にして、中に何枚かの宛先の用紙を入れる今の形になったのです。 封筒と一筆箋。実物に出会えて感動しました --これが「あの」封筒ですね。わぁ実物だ。本当に油が塗ってあるんですか? はい、描いて、カットして、エゴマ油を塗って、干して。これが出来上がりです。エゴマ油の匂いがするでしょう? --商品としてしっかり完成ですね。色合いが豊かで、自分じゃ考えつかない配色です。 そうですね、彼らは私たちのように「これはこの色だ」というような固定概念はないのです。基本的には好きな色を、その時の気持ちで画用紙に表しているだけなんです。私はそれで良いと思っています。 さっきもお話ししましたが、すごいキャッチーだとか、素晴らしく緻密なデザイン性の高いものを描ければいいのですが、障がいのある方でそれができるのはごく一部の方です。素晴らしい絵じゃないから評価しないではなく、その人から生まれたものは認めて、生かしたいというのが私の考えだったので、画用紙にさえ描いてくれれば製品化できるこの封筒は「良い出口をつくれたな」と思っています。 この絵も商品となるのでしょうか 2022グッドデザインしずおかへ応募-見事特別賞を受賞! --ここでグッドデザイン賞についてお聞きします。見事に特別賞受賞となったわけですが、これまで活動をやってきて、2022年度に応募しようと思ったのはなぜですか? 一番は、こんな活動をしているということを知って欲しかったからです。私たち福祉の人間は営業下手ですから(笑)、残念ながらまだ地域では浸透しているとはいえなくて。まだまだですね。 --受賞されたことで、スタッフの方や利用者さんから何か反応はありましたか? もちろん商品化したデザイナーの方は喜んでいました。あと、保護者の方は喜んでくれましたね。ただ、実際に絵を描いた本人たちはいまいち分かっていないと思います。元々物を作ることが目的ではないし、売ることが目的でもないし、ましてや利益を追求するわけでもない。せっかくやったんだから何か形にしようよという。 --せっかくなので、封筒についてもう少し詳しく知りたいです。 時代と逆行しているけれど、生の絵を使っている以上作品は1点物です。なので、この封筒には捨てるという概念がありません。何回も同じ人とやりとりをしてほしいという思いから、宛名書きは封筒の中に何枚も入っていて、これを封筒に巻いて使うようになっています。 アナクロと呼ばれそうですが、私はこの時代だから逆に何かワクワクしますね。同じコンセプトで、最近は名刺入れも作っています。 自閉症のFさん。絵を描く姿は立派なアーティスト --封筒を捨てないという発想は驚きです。名刺入れなんかも実用的で、欲しくなっちゃいました。 グッドデザイン賞を受賞をしたことをきっかけに、こうして県の方から取材を受けられました。これを機会に多くの方に活動を知ってもらうことで流通が広がり、安定した収入を得られるようになれば。利用者の方の自信にもつながると思っています。 障がいのある人もない人も共に活躍できる社会に~交流も段階が大切 --今行っている活動が収入につながれば、将来において利用者の方の自立にもつながりますね。仕事はやはりルーチン化できるものでないと難しいのでしょうか。福祉の分野と他分野との連携も最近は活発となっていますが。 そうですね、そのあたりは障がいの特性にもよると思います。自閉傾向が強い方は農作業なんかもルーチンにできるものでないと難しいです。 福祉事業所といっても、軽度な障がいの人から重い人からいろいろな程度の人がいます。精神障がいの人から、肢体不自由な人、そういう人たち向けにいろんな仕事があっていいと考えています。 私たち健常の人間も自分で仕事を選ぶように、障がいのある方たちも自分で仕事を「選択」できるようなれば理想だなと思っています。 --先ほど絵を描いているところを見せていただきましたが、どの利用者さんもとても楽しそうで生き生きとしています。彼らの家族も、非常に安心しておられるのではないですか? 印象的な数式を描くあの健太さん、彼も他の施設から移ってきたのですが、絵を描くのが本当に好きでここへ来てから非常に安定しています。お母さんとはよく話しますが、障がい自体を前向きに受け入れてくれています。 午前中はこだわりの数式を、午後は必ずこの絵を描くというベテランアーティスト健太さん --地域の方と連携した活動はしていますか? 年に1回は彼らの描いた原画を飾る展示会をやっています。あとはミサワホームさんが三島駅の再開発を手掛けているのですが、そこで作る壁囲いに彼らと子どもたちが絵を描いて、それを東京のデザイン事務所さんがリデザインして、おしゃれな壁囲いにしようと取り組んでいます。 ほかには、月1回土曜日に「らふぁーと」というアート教室も開いています(現在、施設が改装に入っているために休止中)。この教室は保護者の方にお子さんが描いているところを見てもらって、褒めてもらうことが目的なんです。 --障がいのないお子さんと共同で何かやろうというお考えはありますか? 難しいですね。本当はやりたいし、やるべきなんだと思いますが、現状難しい。 私なんかは自閉症の専門の人間なので、一緒に何かやると一見楽しそうに見えるけど本人にとってはどうなんだろうとまず考えてしまいます。IQが高い子なんかは自分との違いを感じてしまうし、逆に重たい子なんかは活動が理解できずに子ども扱いされる可能性もあります。ましてやそれを保護者の方が見るとなると、慎重に考えないといけないですよね。 今は教育もノーマライゼーションといって、統合教育の方向に進んでいますが、一番大事なのは本人にとってどうかです。本人が希望するならそれをかなえるべきですが、周りが健常の人間から見ただけのイメージで「一緒にいた方が幸せだよ」っていうのは疑問が残りますね。学校教育は標準化や平準化を求めます。しかし障がいのある子はその内容も程度も一人一人違うので、私たちは個別化を求めます。交流するにもそれぞれに配慮した段階を経るのが大切ですね。 --段階を経ていかないとうまくいかないということですね。現場の方でないと語れない率直で貴重なご意見をお聞きすることができました。でも、こうした商品づくりも交流の一つですよね。直接でなくても物を介した交流ができている。こういう方々がいるというのをまず知ってもらうという。 いいことを言っていただきましたね(笑)。こんな素敵な絵が描けるなら、きっと素晴らしい人かもしれないって思ってもらえたらいいですよね。 知的障がいのAさん。今日の仕上がりは満足できたかな。いい笑顔です 広がるアートの可能性~活動のその先に見えるもの --今後、目指して行きたいものはありますか? 先ほど言った「仕事にできたらいいな」というのは出口の方なんです。入口はまだいろいろ考えていて、封筒制作以外にも名刺入れや一筆箋など、生の原画を使ったプロダクトシリーズを広げていけたら。最終的にはお仕事になって、彼らが好きなことで生活できればいいなと思っています。 --これは仕事化するための第一歩ということですね。販売も徐々に広がっていけばいいですね。とはいえ、あまり広がると利益を得るのが目的かなんて言われてしまうのでしょうか。 利益が出れば還元します。何もやらないと広がらないし、知ってもらえないので。こういった公的なところで広めていただいて、自然に販売数が増えていけばいいと思います。 でも、あまり発注が増えても今度は対応できなくて困るかもしれないですよね。「彼らの気分が乗るまで発注待ってもらえますか?」とかね(笑) --私たちが代わりに描こうと思っても描けないですからね。この色づかいは思いつかないです。 そう言われて思いつきましたが、そういう地域とのつながりもいいですね。地域の人たちと一緒に絵を描くとか。彼らは普段から絵を描いているので、強いです。彼らが上に立つシーンをつくっても面白いですね。先生として教えるとか、いいじゃないですか。 --障がいのある人が描いた絵だからというのではなく、ただ商品が素敵だからということで手に取ってもらえるといいですね。 いろいろ言ってきましたが、大義名分なんていらないんです。彼らがただ安心して生活できて、楽しければいいんです。それが幹の部分で、他は枝葉です。農業もアートもお菓子づくりもね。別の枝が今後出るかもしれません。ぜひ、今後を楽しみにしてください。 --楽しく活動できていることが大事だということですね。確かに絵を描いている彼らの目はとても輝いていました。今日はどうもありがとうございました。 こちらこそ、ありがとうございました。 いかがでしたか?風間代表の熱い思いと、アーティストの皆さんの生き生きと絵を描く様子が伝われば幸いです。代表の「ただ楽しく絵を描ければいいんです」という言葉が印象的で、このプロジェクトの一番の意義を表わしていると思いました。彼らがこれからどんなアート作品を生み出していくか、今後が楽しみです。 エシカファーム・ドリームケアふぃる〈http://www.ethicafarm.com/〉 フカボリ 文化芸術教育支援 記事一覧へ 最新記事 花博をトコトン楽しむ!~ガーデンパーク編~ 脱炭素のまちづくりー普段着のZEBを目指してー 社会とのつながりのきっかけに 今注目されている「バ… 過去の記事 2024 (18) 2023 (44) 2022 (22) 関連動画/記事 2024年3月27日 空から災害支援をサポート!「災害対策用ドローン整備… 近年、農業や測量、空撮など活用の場が増えているドローン。筆者もドローンでの撮影を体験... フカボリ 2024年3月21日 社会とのつながりが自信に~遠隔操作ロボットで広がる… 3月中旬、喫茶ぴあ~(県庁東館2階)の前を通ると、なんとなく物静かな感じがしました。... フカボリ 2024年3月8日 【静岡県民に朗報】キャッシュレス決済ができる施設が… ふじのくに静岡県庁ch 2024年1月29日 高校生が企画した「子ども食堂」ケアラーとしての思い… 地元の高校生が全国のビジネスプラン・グランプリで上位に入賞したというおめでたいニュー... フカボリ 2023年12月27日 社会とつなぐ架け橋へ~OriHime(オリヒメ)に… 11月中旬、編集部に一本の電話が入りました。 「OriHime(オリヒメ)、というロ... フカボリ 2023年11月30日 命をつなぐ一歩 -献血に行ってきました- 街を歩いていると、「O型の在庫が減少しています!」の文字が目に付きました。血液型はO... フカボリ 静岡県庁 広聴広報課 〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号 電話番号:054-221-2231 ファックス番号:054-254-4032 メール:[email protected] 日本語→英語 PAGE TOPへ 著作権・リンク等について 個人情報の取扱について(プライバシーポリシー) アクセシビリティ方針について 各種お問い合わせ 静岡県/地図・県庁までの交通手段 Copyright © Shizuoka Prefecture. 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