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松川さん: 中学2年生の時、父親の本棚の新書を片っ端から読んだ時期がありました。その中の『哲学入門』という本を読んだとき、「あ、これだ!」と思ったのです。小学生くらいの頃から、たとえば国語の教科書で「蜂が見えている色は人間とは違う」という話を読んだりすると、「いやいや、そもそも人間同士も同じ色が見えているかどうかなんてわからないよ。同じかどうかなんて、言葉のレベルでしか確かめられないじゃないか。」なんてことを考えることが好きな子どもでした。 水町: それで阪大の哲学に進まれたのですね。 松川さん: 文学研究科の倫理学・臨床哲学研究室で博士後期課程まで進みました。ただ、論文、つまり、専門家を対象に専門知識や専門用語を使って自説を主張するということに全く向いてなくて。哲学はとても好きだったのですけれどね。  哲学カフェをしていると、どんな人の中にも、まだ発見されていない面白い思考がたくさん埋まっていることがわかります。そして、その存在や可能性に、他者だけでなく、その思考の持ち主自身も気づいていなかったりする。哲学対話とは、いわば、そうした思考の「発掘作業」です。相手の話に耳を傾け、疑問を投げかけ、自分自身の言葉で答えていくうちに、「こんな考え方があったんだ」、「正反対の意見の奥に、こんな共通点があったんだ」と明らかになっていく。そしてそのなかで、「常識」や「正しい」と思われていた理論が綻びを見せることがあります。私はそうした、理論と現実のギャップに、今同じ社会に生きている人と向き合いたいという気持ちが強いのだと思います。哲学カフェの参加者の方も、その「発掘作業」をしているのを一緒に楽しんでくださっていると感じています。 <広島県尾道市のantenna Coffee Houseさんでの哲学カフェの様子。> 水町: 阪大で経験されたことで、特に印象に残っていることはありますか。 松川さん: COデザインセンターの前身、コミュニケーションデザイン・センターで経験した平田オリザさんの授業が印象に残っています。小道具だったり身体の位置だったりというほんの小さな仕掛けによって、大きくその場の状況が変わる、ということを体感しました。それまでは、デザインって、意図通りに機能するよう仕組みを作りあげることだと思っていたのですが、実はそうではないのですね。何が起こるかわからないけれど、何かが起こりやすい状況をつくる、それもデザインであり、演出なのだと知りました。いかに話しやすくする仕掛け、あるいは上下が生じにくくする仕掛けを作るか。今、哲学カフェを企画・進行する上でも、「演出」という観点は考えるヒントとなっています。  哲学カフェの進行役はあまり出しゃばらず、自分の体験や意見は話さず、参加者の皆さんの主体性を引き出すことに徹するというタイプが多いのですが、私はあえて自分自身の意見や経験を話すこともあります。「ここぞ」と思って発言したことが参加者の関心にヒットせず、空振りに終わることも多いのですが、それでよいのだと思うようになりました。「そんな身近な経験でもいいなら、私にも話せそう」、「話の流れを気にせず、自分が思ったことを話していいんだ」と参加者の皆さんが話しやすくなるなら、それも演出の一つです。  また、参加者の方が深刻な悩みを抱えている場合、ご自身の悩みを人前で言うことに躊躇されることもあります。そんなときは、私が似た悩みや経験を話すことが、間接的にですが、参加者ご自身の悩みについても考える機会になればと思っています。 周りの支えを得て、自分ができることを積み重ねていく 水町: コミュニケーションデザイン・センターで経験されたことが、哲学カフェに生きているのですね。 松川さん: 哲学カフェをやっていくにあたって、私一人の力でここまできたわけではなくて、「松川さんに哲学カフェをやってほしい」という人がいて、それならできますよ、と、続けることができました。多分、職場で「哲学カフェをしたい」というと、周りの人に「何、それ?」と言われると思うのです。それでも何とか企画をとおして下さって「松川さん、来てください」と言ってくださいます。ですから、「1回のチャンス」をすごく大事にしています。次も呼ばれるか、もう呼ばれないか、そこで決まりますから。事前準備は丁寧にやります。事前にどのような人が参加しそうか、どのようなことに関心がありそうか、「ちょっとこれは話しにくいだろうな」ということは何なのか、すごく考えます。当日はもちろん全て思い通りにはいかないけれど、自分の気持ちをほぐしておいたり、心の準備をしておいたり、ということはやります。  この活動を始めた最初の頃、哲学という分野は研究者になるしかやっていく道がないとよく言われました。当初は無謀だと言われたけれども、少しずつ、理解してくれる人や応援してくれる人がいて、それを積み重ねてきて今があると思っています。 <2017年9月1日に行われた梅田蔦屋書店での「著者と話そう『哲学カフェのつくりかた』でご著書にサインする松川さん。 トークイベントは即日満席でした。> 水町: ひとつひとつの積み重ねなのですね。 松川さん: 私がやるべきことは私が決めることではないのだな、と思うようになりました。哲学という専門知がさまざまな領域でどのように役立つのか、専門外の人々に出会い、ともに試行錯誤しながら一つ一つのニーズに応えていくことで、少しずつ見えてきました。  また、阪大在学中、色々な先生に接する機会があり、多様な働き方をしている方がいらっしゃるのだなと思いました。それも自分自身の働き方を考える一つのヒントになっています。全てを完璧にできなくても、「この分野は絶対にこの人でなければ」と周りの人が思うくらいの魅力があれば、サポートをしてもらうことができる、ということを知りました。  臨床哲学の先生にも、コミュニケーションデザイン・センターの先生にも、「あなた自身ができることを探しなさい」と言われました。私もまだ、何をどこまでやらなければいけないか、どこまでできるようになるべきか、揺れ動いていますが、今後も、周りの人との交流のなかで、自分らしい哲学のあり方を探求していこうと思います。 ※ 所属、担当はインタビュー(2017年9月)時点のもの。 (書き手:森川 優子/大阪大学COデザインセンター特任研究員) Tweet △デロイト トーマツ コンサルティング 藤原 森さん インタビュー - 2018年9月 8日(土) 投稿 ▽ユニ・チャーム株式会社 小森 駿介さん インタビュー - 2017年6月23日(金) 投稿 大阪大学豊中キャンパス全学教育推進機構 全学教育総合棟I(4階) 〒560-0043  大阪府豊中市待兼山町1-16☎06-6850-6111(代表) Copyright © CENTER FOR THE STUDY OF CO* DESIGN.All right reserved.

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