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Firestone, Coral M. Baglin, Table of Isotopes (8th edition), John Wiley and Sons, Inc., 1998   今後の予定 今後は加速器の高出力化や安定化により、ばらつきが小さく信頼性の高い校正用放射線源としての確立を目指します。また、加速器を高エネルギー化することにより、開発したCs-137からのγ線(662 keV)よりも高いエネルギーを持つCo-60からのγ線(平均1.25 MeV)と等価な放射線場の開発も行う予定です。Co-60γ線場はCs-137γ線場と合わせて線量計のエネルギー特性の確認に利用されます。これら従来の2種類の校正用照射装置と、開発する模擬γ線場を用いて線量計の応答試験を行い、両者の同等性を明らかにすることで、より安全な加速器式放射線装置への移行を目指します。機械式線源はX線場のエネルギーをRIよりも自由に調整できることから、広範囲の線量計のエネルギー特性評価も可能になり、より正確な被ばく管理に貢献できます。 また、将来的には開発した加速器式放射線装置を国内外で普及させ、試験所間比較による測定方法の同等性も確保し、世界的な標準校正法としての確立を目指します。   論文情報 掲載誌:Metrologia 論文タイトル:Accelerator-driven photon reference field for replacement of 137Cs γ-ray 著者:Junya Ishii, Daisuke Satoh, Takeshi Fujiwara, Masahito Tanaka, Masahiro Kato, and Tadahiro Kurosawa DOI:10.1088/1681-7575/acd8c0 用語解説 線量計 放射線と物質との相互作用の大きさに関連付けられる量(線量)を測定する機器。人体の表面からの深さ1 cmにおける線量であるHp(10) (1 cm深さの個人線量当量)を測定する個人線量計が一般によく知られている。[参照元へ戻る] 校正 標準器を用いて測定機器が表示する値と正確な値との関係(器差)を確認すること。標準器による校正で、測定機器は測定値の信頼性を確保することができる。[参照元へ戻る] 放射性核種(RI; Radioisotope) 放射線を出す能力(放射能)を持つ核種。核種ごとに特定の半減期で放射線を放出して崩壊し、他の原子核に変わる。[参照元へ戻る] 国際度量衡委員会(CIPM; International Committee for Weights and Measures) メートル条約に基づいて設置される国際委員会であり、計量の世界的な統一と国際単位系へのトレーサビリティの確保を目的として活動する。[参照元へ戻る] グラファイト壁空洞電離箱 放射線と物質との相互作用の面で空気と等価なグラファイトを壁材料として用いた線量計。空気中で、X線やγ線などの電荷を持たない放射線によって生じた2次粒子の運動エネルギーの総和である空気カーマの絶対値の測定に利用できる。 [参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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