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Geol., 282, 142-150. Araoka et al., 2013 Geology, 41, 919-922, 10.1130/G344.1 Goto et al., 2010a Earth-Sci. Rev., 102. 77-99, 10.1016/j.earscirev.2010.06.005 Goto et al., 2010b Mar. Geol., 269, 34-45, 10.1016/j.margeo.2009.12.004 Goto et al., 2012. Sediment. Geol. 282, 1–13. 河名俊男・中田 高, 1994 地学雑誌, 103, 352-376. 用語説明 ◆遡上(遡上限界、遡上高、遡上範囲) 一般に通常の流れに対して遡っていく流れのことを遡上といい、特に津波の遡上では、陸域に浸水した押波が内陸に向かって流れていき、勾配のある斜面も遡っていく様子を指す。遡上限界は、遡上した津波が最も内陸に到達した地点、あるいは斜面を最も高い地点まで遡った地点のこと。遡上高は遡上限界の高さ、遡上範囲は遡上限界位置を水平方向につないだ範囲のこと。[参照元へ戻る] ◆津波石 津波が陸に遡上していく過程において、海岸付近にあった岩礁やサンゴなどの一部が侵食されて塊となったものが、津波によって運ばれ、元にあった場所から移動したもののこと。[参照元へ戻る] ◆放射性炭素年代測定 放射性同位体(炭素14)の存在比から年代を推定する方法。生物が体内に取り込んだ炭素同位体の比率は、その生存中では大気中と同じく一定値を保つが、生物の死後は、放射性同位体である炭素14が放射壊変により時間経過と共に減少する。化石試料に含まれる炭素同位体ごとの存在比を計測して、安定同位体(炭素12及び炭素13)と放射性同位体(炭素14)の比率を求めたうえで大気中の炭素14の存在比率と比較することで、生物の死後に経過した時間が分かる。[参照元へ戻る] ◆すべり プレートが沈み込む境界や活断層は、通常は固着し、少しずつ歪みをためているが、その固着がはがれて急速にずれて歪みを解放することで地震を起こす。また近年の観測では、プレート境界において地震時以外でも部分的にゆっくりずれることがあることも知られている。このような断層がずれることを断層すべりといい、ずれた量をすべり量と言う。[参照元へ戻る] お問い合わせお問い合わせフォーム 産総研について アクセス 調達情報 研究成果検索 採用情報 報道・マスコミの方へ メディアライブラリー お問い合わせ English ニュース お知らせ一覧 研究成果一覧 イベント一覧 受賞一覧 研究者の方へ はじめての方へ 研究成果検索 研究情報データベース お問い合わせ 採用情報 ビジネスの方へ はじめての方へ 研究成果検索 事例紹介 協業・提携のご案内 お問い合わせ AIST Solutions 一般の方へ はじめての方へ イベント情報 スペシャルコンテンツ 採用情報 お問い合わせ 記事検索 産総研マガジンとは 公式SNS @AIST_JP 産総研チャンネル 公式SNS @AIST_JP 産総研 チャンネル サイトマップ このサイトについて プライバシーポリシー 個人情報保護の推進 国立研究開発法人産業技術総合研究所 Copyright © National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (AIST) (Japan Corporate Number 7010005005425). 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